東京2020オリンピック閉会式で、東京音頭が披露されて話題になりました。
言葉の壁がなく、海外の選手たちも見よう見まねで踊れて盛り上がる姿が中継されり、かわいいと国内でも好評だったようです。
演出が良く分からない、がっかり、という場面も多い印象の閉会式でしたが、報道によると、“東京音頭が人気”と伝えられました。
実際には、国内・海外からどのようなリアルな反応があったのでしょうか?
この記事では、統計はとれませんが、ポジティブな声だけでなく、ネガティブな意見もご紹介していきます。
実は2017年から「東京五輪音頭2020」が存在したという新事実も!
すでに3年前からこの「東京音頭」に対する海外の反応は予想できていたようです!
また、東京五輪でヤクルトファン歓喜ということですが、野球ファンでない方はよくわかりませんよね。
東京音頭が、なぜ球団東京ヤクルトスワローズなのかもご紹介します。
東京オリンピック閉会式で東京音頭が人気?

演出意図が分かりやすいから?
オリンピック閉会式の、「東京音頭」のシーンではまず、各地日本の伝統的なお祭り映像(アイヌ古式踊り、琉球エイサー、西馬音内盆踊り、郡上おどり)が流されました。
そのあとに「東京音頭」が盆踊りと和太鼓とともにスタジアムで披露されました。
祭りを通して世界平和を願うという紹介がされていましたが(その意図は説明されないと分からないかも)、「祭り」は日本文化として分かりやすいので、多くの人が「日本らしさ」という点は理解できるのではないでしょうか?
老若男女誰でも知っている盆踊りの曲だから?

結論からいえば、「東京音頭」は誰もが知る曲ではありません。
「東京音頭」の原曲は1932(昭和7年)に、作られた「丸の内音頭」だそうです。
不況を吹き飛ばす景気づけとして商店街の人たちが、それまでなかった都会の盆踊りを企画したのがはじまりだそうです。
全国的に流行させるために「東京音頭」と改名してレコードが発売されました。
現在はスポーツの応援歌や盆踊りで使用されています。
幼稚園でも盆踊りを取り入れている園もありますし、夏祭りで盆踊りをする地域もあるので、広い世代に知られていると考えられます。
しかしSNSでは、「東京音頭聞いたことない」という声も多数あるようでした!
「東京音頭」という曲が人気なのではなくて、「盆踊り」が人気だったのかもしれません!
和太鼓・浴衣・踊りで海外の選手に日本文化が分かりやすいから?
盆踊りは言葉の壁があっても、ダンスなので海外の選手でも楽しめますよね!
オリンピック閉会式で、海外の選手たちが一番楽しめた場面は「東京音頭」だったとテレビを見ていた多くの人が感じたようです。
「東京音頭がピークだった」「東京音頭で終わりにすれば良かった」という声もちらほら…
一場面でも、海外の選手が日本文化を楽しめるところがあって、良かったですよね!
これぞ、おもてなし?
閉会式の東京音頭の国内・海外の反応は?

国内のSNSの声
ポジティブな反応から紹介します。
「実際、海外の選手達が盛り上がってたのは東京音頭だったよね
・海外の人達が期待する日本を見せる
・来てくれた人達が期待するサービスを提供する
それこそが「おもてなし」のベースだと思う」
「東京音頭最高でした。今年は盆踊りないから、うれしかった」
引用:twitter
一見ポジティブな意見が多そうですが、やはりネガティブな意見もあるようです。
「盆踊りでも海外の選手や関係者ノリノリだったから良かったけど、やっぱり今の夏祭りがなかなか出来ない現状考えると、理不尽さとか釈然としないものはあったと思う」
「東京音頭のところでつば九郎に先導されてキティちゃんやらマリオやらピカチュウやらなだれ込んできて選手と写真撮ったりさせてあげればよかったのにー」
「あー、それそれ。貧乏くさいのやだよねえ。あの東京音頭流すならほんとにみんなでマツケンサンバ踊れば盛り上がったと思う。ほんまにどれもこれも悲しかったわねえ。」
引用:Twitter
ニュースの報道でも、微妙と評価!
中盤には東京音頭など日本の伝統的な舞踊が披露されたが、海外選手に良さが伝わっていたかは微妙なところ。しびれをきらし、途中退場する選手が続出していた。
引用:Yahoo!ニュース
確かに、すぐに真似できてしまうレベルのダンスと音楽…スピー感があってカッコいいパリの紹介の映像と比較したらかなりテンポ悪いですよね。
こちらのTwitterはいつの場面か分かりませんが、かなり退屈されている様子です
カメラワークにより、会場にいない視聴者には、いいところだけ伝えることは簡単だと思います。
一部の踊っている選手をアップするとか、遠すぎて表情や動きが分からないところから映すとか…
実際にどの程度東京音頭が人気だったのかは、その場にいる人しかわかりませんね。
海外のSNSの声

「アイヌ民族の映像は素晴らしかった」
「ゴールデンカムイからそのまま出てきたみたいで素晴らしかったね」
「東京音頭で盛り返したな、純粋に魂を感じた」
「遂に日本人の魂を見れたものを気がするよ」
引用:twitter
世界各地にも民謡や踊りの文化はあるので、日本の伝統的な踊りも共感されやすかったようです。
日本人のSNSでは、アイヌの民謡や踊りに馴染みが薄いため、アイヌの民謡謎、とかいらないという意見もありましましたが、海外からは好評です!
「日本は悟空・ガンダム・ゴジラを出さず自国の伝統文化を隅々まで出すことを選んだ。外国人オタクを喜ばせるほうが遥かに重要なのに」
「何でアイヌや沖縄の伝統的な民族舞踊をスタジアムでやらないんだろうな」
引用:twitter
日本でも、アニメキャラが全くでてこないことや、ミラトワちゃん等の、キャラが登場しないことに疑問を感じている人が多数いました。
【新事実】東京五輪音頭が2017年に紹介されていた
2020東京五輪・パラリンピックの大会の宣伝のため、1964年東京五輪時に流行した「東京五輪音頭」を現代風にアレンジして「新東京五輪音頭」が制作されました。
「東京五輪音頭2020」のミュージックビデオの再生回数が、組織委の海外向け公式フェイスブックで、公開2週間半で106万回を突破し日本(21万回)の5倍以上も再生されました。
大会組織委員会は、“中国、ブラジル、タイなど各地から寄せられており「クール」「美空ひばりかと思った」などといった好意的なものが多い。”とコメントしていましたが、実は賛否両論でした。
「メチャクチャ楽しみになってきたぞ!東京オリンピックに絶対行くぞ!」
「…とりあえず一度踊りを覚えてみようw」
「3年前から俺らはリハーサルする必要があるみたいだ」
「これはひどいチョイスだ1964年用の曲じゃん」
「なぜ初音ミクの歌じゃないんだろう?彼女が一番最高なのに!」
「冗談はほどほどにしてほしいわ
昔のようなオリンピックを求めてる人々はたくさんいることは知ってる
…でもオリンピックは現在、腐敗の象徴である東京オリンピックは、若い世代の借金をさせようとする日本の高齢者世代のものだ」
「たぶん「なるべくアイドルは使わないようにしよう」って考えてたんだろうね」
引用:kaigai-matome-net
このように、事前に海外の反応を情報収集していたはずです。
東京2020オリンピックでは、なぜ、こちらの「東京五輪音頭2020」を使用せず、「東京音頭」にしたのでしょうか?
伝統的な曲を使用したかったのでしょうか。
東京音頭はなぜヤクルトなの?

「つば九郎さんは?と、探してしまった」
「つば九郎出てきたらおもしろかったのに」
「ヤクルト好きとしては嬉しい東京音頭」
「東京音頭から、つば九郎を浮かべる方々多数」
「誰か、神宮球場の売店からビニール傘持ってきて」
「東京音頭流れて嬉し泣きしました」
引用:Yahoo!ニュース
という声について解説します。
東京音頭はヤクルトの応援歌
東京音頭はなぜヤクルトの応援歌なのか?気になりますよね。
1978年の優勝の前後に、当時のスワローズ私設応援団長であった岡田正泰氏の発案によって始まったようです。
東京音頭は、岡田氏のように東京の下町に住む方にとっては、小さい頃から馴染みのある曲(ヤクルトスワローズ以前にも大毎オリオンズの応援団が応援歌にしていた)でした
引用:雑学トリビア
みんなが知っている曲だから応援歌になったのですね。
現在まで、伝統が受け継がれていてすごいです!
ビニール傘とは?
ヤクルトファンは球場で得点を入れたときや7回の攻撃前に「東京音頭」を歌いながら、ビニール傘を振って踊るのが恒例。
引用:ヤフーニュース
なぜ傘かというと、球団のファンが1人でも多くいるように見せるためだそうです。
ビニール傘になった理由は、応援グッズに、お金をかけずに球場にきてほしいという岡田さんの思いだそうです。
ビニール傘ならだれでも持っていますし、球場の売店でも販売されているそうですよ!
つば九郎とは?

プロ野球チーム東京ヤクルスワローズのマスコットです。名前の由来は燕(スワロー)別称「つばくろ」と9人で9回を戦う野球にまつわる「9」を合わせたものだそうです。
まとめ
- オリンピックの閉会式で東京音頭が人気と報道されたが、批判も多数存在した
- 東京五輪音頭を知らない日本人も多数存在
- 踊っている海外の選手が、かわいいの声多数
- テレビを見ていると、一番の盛り上りだったと感じられる
- カメラに映らないところでは退屈している選手も複数存在
- アニメキャラや、マツケンに、登場してしてほしかったという声も
- 2017年に東京五輪音頭2020が海外に紹介され、賛否両論あった。
- 2020年に東京音頭をする反応は予想できた。
- 東京音頭は東京ヤクルトスワローズの応援歌でもある