スタジオジブリの映画「となりのトトロ」には様々な都市伝説があり、ホラーと噂されていることはご存知でしょうか。
ジブリ公式は、都市伝説を否定していて、デマ扱いしていますが、なぜか今も根強く残っています。
ハートフルな物語からなぜホラーの噂がでたのか、気になりますよね。
トトロの正体が死神、サツキとメイとお母さんが死んでいる、狭山事件がモデル、ポスターの女の子は存在しない、ネコバスの行き先、サンダルなど気になる噂が数多く存在しています。
この記事では、都市伝説はデマであるというジブリ公式の主張、根強く残っているホラーといわれるとなりのトトロの都市伝説について、怖い画像や動画とともに紹介します。
ジブリ公式は否定!都市伝説はデマで原作はホラーではない

スタジオジブリの公式サイトでは都市伝説がデマである、噂にすぎない事が記載されていました。
トトロが死神だとか、メイちゃんは死んでるという事実や設定は、「となりのトトロ」には全くありませんよ。最近はやりの都市伝説のひとつです。
引用『ジブリ日誌』2007年5月
ジブリ公式に否定されている事から、原作がホラーだったとか、狭山事件がもとになっているなどの、怖い都市伝説はデマですね。
ただ、都市伝説が生まれるには理由があるはずです!
都市伝説はデマだとしても、ホラー説の存在を知って見ると、ハートフル映画・ホラー映画の2つの視点でとなりのトトロの楽しめますよー!
都市伝説を知ることで、トトロのイメージが壊れる!という方は以後閲覧注意です!
面白いそう~という方はこちらの動画がおすすめですよ!
2016年に、もしもとなりのトトロがホラーだったら?という動画が山本弘信さんにより作成され、完成度高すぎと話題になりました。(YouTubeは削除)
トトロのキャラクターはかわいくも怖くもなる、不思議な存在ですね!
やっぱり、ホラー?イギリスの舞台版トトロポスターが死神すぎて話題
ジブリ公式は都市伝説を否定していますが、ネット界隈では、今もなおホラー説健在です。
22年4月にとなりのトトロがイギリスで舞台化されることが発表され、ポスター解禁になったのですが、そのポスターが怖いという声多数!

- お腹の血飛沫…
- やっぱりホラーじゃん
- 舞台版のストーリーホラー版?
- トトロが都市伝説の死神に見える
などの感想があります。
イギリスの舞台版トトロのポスターが都市伝説の解釈を反映させているかのようで、となりのトトロホラー説は信憑性を増しているようです。
10月の公開が気になりますね!
となりのトトロがお盆に放送されるのはホラーだから?

となりのトトロの物語の季節は夏なので、お盆に見るにはぴったりですよね!
となりのトトロは世代を問わず家族揃って楽しめるハートフルなアニメなのでお盆に放送される&金ローの夏ジブリ枠だから放送されるのではないかと思いますが、都市伝説界隈では、となりのトトロがホラーだからお盆にぴったりという声もあります。
20年に、ちょうどお盆の8月14日に放送されたのが原因のようですり
ホラーだからお盆にやる、お盆にやるからますますホラーにみえるなどいう声もありました。
ちなみに毎年金曜ロードショーでは、夏ジブリが放送されますが、2022年のお盆は13日~15日。
トトロが放送されるのは8月19日でお盆が明けてからになりますので、お盆だからホラーであるトトロかま放送されるというのは、デマでたまたまだと分かりますね!
少しはホラー感軽減でしょうか?
ちなみにお盆前の12日は、ラピュタです!
ラピュタの噂が気になる方はこちら→
都市伝説①となりのトトロが死神・ネコバスはあの世への乗り物=メイとさつきは死んでる

となりのトトロの主な都市伝説では、トトロが死神で、トトロをみた人は死んでいるといことです。
根拠は、物語の後半にさつきとメイの影がないためです。
影がない=さつきとメイは死んでいる=トトロは死期が近い人、もしくは死んだ人にしか見えない死神だと解釈されています。
お父さんにはトトロが見えないので、お父さんだけ生きていることになりますね。
「さつきはネコバスに乗って死後の世界へメイを探しに行った」など、いろいろな都市伝説があります。
影がないのは作画上の理由
都市伝説が生まれたきっかけ、さつきとメイの影についは、スタジオジブリの公式サイトで以下のように説明されています。
「映画の最後の方でサツキとメイに影がない」のは、作画上で不要と判断して略しているだけなんです。
引用『ジブリ日誌』2007年5月
作画上とは、日没寸前など、影はほとんどなくなる時間帯があるためということでしょうね!
都市伝説②となりのトトロのモデルは埼玉の狭山事件

となりのトトロの舞台は、埼玉県と東京都にまたがる「狭山丘陵」だと言われています。
さらにトトロのおばあちゃんとメイが食器をしまうシーンの茶箱に「狭山茶」と書かれています。
そのためとなりのトトロは1963年5月1日、埼玉県狭山市で女子高校生が行方不明になり殺害された狭山事件がモデルと噂されています。
狭山事件では、石川一雄被告が無期懲役となっていますが、石川被告は冤罪を主張し2015年にも第3次再審請求がだされるなどいまだに真犯人が見つからず解決されていない謎多き事件です。
となりのトトロと狭山事件には、3つの共通点があります。
舞台が埼玉県、2人姉妹、さつきとメイ(事件が起きたのは5月)
共通点がある時点で怖いですよね…。、
しかし、詳細を見ると場所、年齢、兄弟の数が違います。
トトロ→埼玉県所沢市、さつき12歳、メイ4歳
狭山事件→埼玉県狭山市、長兄、長女(出稼ぎで家にいない)、次女、三女(幼少期死亡)四女(被害者)当時16歳
狭山事件は、冤罪なのか、真犯人がでないため不明ですが、実兄が疑われているという怖い事件でもあります。
宮崎駿氏がトトロで伝えたかったことが気になる!
ジブリは都市伝説を否定しているので、事件がモデルはデマという前提ですが、宮崎駿氏は“トトロで伝えたいこと”について、気になる発言をしています。
シアターによると、宮崎駿氏は、幼少期、戦中から戦後にかけて過ごしたことにより支配層(親、大人や国など)へ不信感を抱き、幼少期のこと自らの意思で忘れてしまったそうです。
戦後は教育勅語が黒く塗りつぶされたり、書籍が燃やされたりしたので、それはショックを受けたでしょうね。
まとめると、
- 絶対的な存在として信じていた両親や国への信頼に疑問を持つようになった
- それを忘れたいと高校時代に意図的に全部忘れてしまった
- 作品の主人公として設定されることの多い12〜13歳の自分を全然覚えていない
- 一種の代償として子どもの物語を作っている
さらに、トトロの企画書には、以下のように書かれています。
「忘れてれていたもの。気づかなかったもの。なくしてしまったと思い込んでいたもの。でも、それは今もあるのだと信じて『となりのトトロ』を心底作りたい。」
引用:シアター
戦前の古き良き日本や、自然の中にいる目に見えない何かと一般的にはとらえられていますが、宮崎駿氏が忘れていたもの=子供の純粋な心=両親・国への信頼だと考えてみると気になりますよね。
もしも宮崎駿氏が狭山事件にショックを受けて何かメッセージを伝えたいのだとしたら?と考察してみました。
宮崎駿氏が、22歳の時に起きた狭山事件、宮崎駿氏が気にならないはずはありません。
冤罪疑惑が形になり、第1次再審請求が行われたのはとなりのトトロ公開の3年前の1985年です。
宮崎駿氏は上記の通り権力への不信感を抱えているため、警察への不信感あり、つまり冤罪を信じていたのではないでしょうか?
金・権力が全ての支配層にも、目に見えない良心、純粋な心、真実を追及する力がある、と信じたかったのかもしれません。
表向きは、さつきとメイが目には見えないトトロ(自然の精霊?)に出会い不思議な体験をして成長するストーリーですが、宮崎駿氏の中の裏設定として、狭山事件には目には見えないもの(隠された真実)がある、冤罪になる(警察は良心がある)と信じたかったのでは?とこじつけることもできそうです。
都市伝説③地蔵にメイの名前がある

メイが迷子になって、地蔵の前に座るシーンがあります。
その地蔵にメイと書いてあるという都市伝説です。
そのシーンを何度も繰り返し見てみましたが、メイと書かれたものは確認されませんでした。
このように、都市伝説の中には全く根拠がないもの、誰かの見間違えによるものも含まれているようです。
都市伝説番外編:ポスターの少女は誰?

劇場版公開時のポスターをよくよく見てみると、さつきでもメイでもない少女が描かれています。
実は作成当初の主人公は一人の女の子だったそうです。
制作過程でさつきとメイ、二人にしたというのです。
ポスターの少女は、さつきとメイの合体した姿だったんですね!
宮崎駿監督の熱い思いでさつきとメイが誕生したと知って嬉しかったです。
まとめ
となりのトトロは長年愛され親しまれてきた作品です。
人気な作品だけに、あらゆる噂や憶測が広がって多くの都市伝説が生まれたのではないかと思います。
もう一度トトロを見て、噂ではなくあなた自身の気持ちに触れてみてはいかがでしょうか。